社会貢献活動

「アイシティecoプロジェクト」を支える仲間のご紹介

「アイシティecoプロジェクト」を支える仲間のご紹介

2014年4月7日

JR総武線「本八幡」駅から徒歩約8分。市川市役所近くのビルの一室には、毎朝20名(2014年2月現在)の社員が通ってきます。そのほとんどがここで"社会人デビュー"した、知的障がいや重度身体障がいを持つ方々です。自分一人で駅から通ってくる姿には、社会参加と自立の喜びがあふれています。
ここは2011年2月1日に開設したアイケア事業部の「市川チャレンジオフィス」。7名でスタート後、メンバーは順調に増え、オフィススペースも増床しました。

使い捨てコンタクトレンズの空ケースは洗浄後、付着した蓋のアルミやアルミ片をきれいにはがし、リサイクルへ。

使い捨てコンタクトレンズの空ケースは洗浄後、
付着した蓋のアルミやアルミ片をきれいにはがし、リサイクルへ。

「市川チャレンジオフィス」が行っているのは、「アイシティecoプロジェクト」を通じて集められた使い捨てコンタクトレンズ空ケースのリサイクル支援業務です。このケースはPETボトルキャップと同じポリプロピレン素材で、リサイクル後は再生ペレットとして家電品の部品や植木鉢などの材料に生まれ変わります。全国のコンタクトレンズ専門店「アイシティ」で回収された空ケースは、この「市川チャレンジオフィス」へ送られ、洗浄、付着した蓋のアルミやアルミ片をはがすなどのプロセスの後、リサイクルメーカーに売却され、その収益は財団法人日本アイバンク協会に寄付されています。

作業そのものはシンプルですが、開設当初は全員アルミ片をピンセットで取る作業に四苦八苦。でも今ではコツをつかみ、きれいに取ることができるようになりました。作業中は皆さん集中して取り組んでおり、職場には緊張した空気が漂います。それが休憩時間には一転して和やかに。会話も弾み、お互いにコミュニケーションを楽しんでいます。

社内にも社会にも貢献できる仕事
「一人ひとりと真摯に向き合いながら、運営を行っています」 市川チャレンジオフィス 澤谷 智美

「一人ひとりと真摯に向き合いながら、運営を行っています」
市川チャレンジオフィス 澤谷 智美


「多くのみなさんのご理解や支援に助けていただき、スタートできました」 人事総務部 人事課 佐川 智津子

「多くのみなさんのご理解や支援に助けていただき、スタートできました」
人事総務部 人事課 佐川 智津子

障がいを持つ方の雇用促進を通じて、地域社会へ貢献しようとの思いでスタートした「市川チャレンジオフィス」。グループ初の試みとして知的障がいを持つ方の受入れにも配慮した専用オフィスとなっています。立上げ準備の時は、雇用ルートなし・オフィスも仕事も決まっていないという"ないないづくし"でゼロからのスタートでした。ポイントは特例子会社ではなく、事業部内の一部署として社内業務から職域開発をしたこと。そのことによって社内での存在感を高めることができました。

カギとなったのが、コンタクトレンズの空ケースリサイクルを行う「アイシティecoプロジェクト」を支える仕事。それまで店舗のスタッフが行っていた作業を一手に引き受けることで、店舗の仕事を支えながら、もう一方でエコや寄付という社会貢献に関わる仕事となり、市川チャレンジオフィスの社員が、社内においても社会へ向けても、仕事を通じて社会貢献することに繋がります。また、雇用や運営面でのノウハウは外部リソースを活用。市川市のNPO法人「千楽(ちらく)」にサポートを求めたほか、都内の就労支援センターで障がいを持つ方々と企業をつないできた経験のある澤谷さんを常駐の管理者として採用しました。

お客様やアイシティ各店のみなさんのご協力もあり、2011年2月の開始から空ケースの入荷量は順調に増え、それに応じるため、半年ごとに数名ずつの採用も行うなど、成果は着実に上がっています。出荷する空ケースの量は、全国から空ケースを受入れ始めた2011年7月に比べ、2014年1月現在では165%も増加しています。「障がいを持っていても一人ひとりができることを精一杯やり、誰かの役に立ちたい」そんな思いで作業する中、店舗から届く空ケースの箱の中にアイシティの店舗スタッフから「いつもありがとう」という手紙が入っていた時は、メンバー一同、自分たちの仕事が、誰かに必要とされている喜びを強く感じることができます。

〜障がいを持ちながらも社会に参加し、自立への道を一歩ずつ歩むこと〜それは本人たちだけでなく、保護者の方々にとっても切なる願いです。これからも、市川チャレンジオフィスを中心に、それぞれの職場で工夫をしながら、HOYAは障がいを持つみなさんとともに歩む取組みを進めて行きます。

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