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HOYA早分かり

HOYAってどんな会社?

当社の事業は、現在大きく分けて「ライフケア」と「情報・通信」の2つの分野から構成されています。その中には医療関連から半導体関連まで、光学の技術を軸とした様々な事業を展開しています。
現在、グローバルに市場の成長が見込めるライフケア分野に積極的に経営資源を投入し、グループの成長を加速しています。

1.グループの事業別売上構成比(2015年3月期)

2.ポートフォリオ経営

HOYAの経営における基本姿勢は、グループの中に複数の異なる事業を同時に保有し、それら事業のバランスを取りながら、グループ全体の収益性・安定性・成長性を確保していく「ポートフォリオ経営」です。
事業ポートフォリオの中には、新規事業、成長事業、高収益事業など様々な事業が存在します。また、役割を終えて終了する事業もあります。時代の変化に即した事業ポートフォリオの構築を常に目指しています。

3. “小さな池の大きな魚”戦略

さらに、当社の事業戦略を端的に表した “小さな池の大きな魚”。小さな市場であっても技術力やマネジメント力といった競争力を発揮して、その市場のリーディング企業となることで、その領域で最大の利益を獲得しようとする考え方です。

当社をとりまく環境

1.世界的な高齢化、新興国の生活水準の向上

→メガネレンズ市場、コンタクトレンズ市場、眼内レンズ市場の拡大

世界的に高齢化が進むことで、視力の低下や白内障などの罹患率が高まることから、メガネやコンタクトレンズの装用者および白内障手術用眼内レンズの利用人口の増加により、市場の拡大が見込まれます。

新興国の経済発展を背景に、世界の中間所得者層の人口が拡大します。今までメガネを購入できなかった人や手術を受けることができなかった人が治療の機会を得ることによって、HOYAのビジネスチャンスも拡大します。

2.世界的な医療費削減への取り組み、低侵襲医療の拡大

→内視鏡による医療領域拡大への期待

高齢化社会の進展に伴い、世界的に医療費の拡大が進んでいます。各国政府では医療保険代削減のため、病気の早期発見および低侵襲医療を推奨しています。低侵襲医療は、患者様の体にメスを入れずに体への負担を極力抑える医療として、ニーズが拡大しています。体に傷をつけることなく診断・治療できる軟性内視鏡は、そのニーズに応える医療機器として大きく期待されています。今後の新興国の医療インフラの整備の進展に合わせ、軟性内視鏡の利用される機会はますます増えていきます。

3.情報・通信分野における市場の成熟化

→IT事業の効率化とさらなる競争力の強化

2000年代半ばまでHOYAの成長を牽引してきたIT事業については、市場が成熟期に入っています。しかしHOYAは、各市場においてその高い技術力を強みに、高いシェアと収益性を維持しています。市場環境の変化に合わせてさらなる競争力強化を図るとともに、効率性の向上に注力しており、ここで生み出した利益によってライフケア事業への投資を促進し、今後もHOYAの成長を支え続けます。

当社の強み

1.事業戦略

時代に即して性質の異なる事業を複数持ち、それらのバランスを上手く取ることで、持続的な成長・安定した収益を確保するポートフォリオ経営を行っています。各事業では、「小さな池の大きな魚」が示す通り、その事業分野においてリーディング企業となることで、市場における優位性を確保する戦略をとっています。

2.グローバリゼーション

HOYAの海外売上高比率は60%、海外生産高比率は70%、従業員に至っては90%が外国人です。各事業は最適地生産・最適地販売を念頭に、事業戦略立案から実施まで、海外の拠点をベースに事業を展開しています。財務部門のHQはオランダに、CEOオフィスをシンガポールに置いています。海外ビジネスが主流の事業では、事業のTOPが外国人であるのは当然のことになっています。HOYAのビジネスは常に世界へ目を向けています。

3.コーポレートガバナンス

社内の論理だけで経営が行われないよう、経営の執行と監督をより明確に機能させる「委員会設置会社」を会社法の施行と同時に採用しました。2013年6月末現在、HOYAの取締役会は社外取締役6名、社内取締役1名で構成されており、社外取締役は客観的、大局的な観点から経営の監督ならびに助言を行い、企業価値向上のため、重要な役割を担っています。

4.技術力

HOYAは国内初の光学レンズ専門メーカーとして創業以来、新しい技術の開発に取り組んできました。ガラスの持つ可能性を追求しながら、熔解、成型、研磨、薄膜などの領域で技術革新と事業の多角化を進めるとともに、さらに微細加工や、高分子材料、画像処理技術に至るまで、技術領域を拡大させてきました。今後も新しい技術の創造、既存技術のさらなる発展に努めます。

5.財務戦略

HOYAでは1998年から他社に先駆け、キャッシュ・フロー計算書を含む四半期ベースの情報開示を始めました。早くから資金効率を重視した経営を推進しており、ROEをさらに発展させたSVA(Shareholder’s Value  Added:企業価値の増分)という指標を経営に取り入れています。SVAは、企業の保有する総資産を使ってどれだけ株主資本コストを上回る利益を上げることができたかを重視しています。

今後の取り組み

1.ライフケア事業の成長加速

先進国においては高齢人口の増加に伴い、医療やヘルスケアサービス市場の拡大が見込まれます。その一方、各国で医療費抑制に向けた取り組みも行われています。さらに新興国においては経済発展による中間所得者等の増加に伴い、医療インフラの整備が急務となり、人々のQOL(Quality of Life)向上へのニーズが拡大しています。HOYAのライフケア事業は、それらに貢献できる製品と技術を保有しています。今後、より競争力のある製品を提供し、年率2桁以上の成長へと加速させていきます。

2.事業ポートフォリオの充実(M&A)

既存のライフケア事業への投資とともに、新規事業のM&Aによる事業ポートフォリオの充実を図っていきます。長期的な目線で新規事業を獲得することで、常に将来の成長の種となる事業をポートフォリオに組み込みます。それによって常に成長を継続できる最適なポートフォリオの構築を目指します。

3.情報・通信事業で安定収益の確保

HOYAの情報・通信事業は、かつての成長事業から成熟事業へと変化しました。これまで築き上げてきた技術的優位性をもとに高い収益性とシェアを維持し、これからも安定した収益を確保していきます。

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