2020年度ハイライト

新型コロナウイルス感染拡大におけるHOYA の取り組み

対策・対応

HOYAグループは、新型コロナウイルス感染拡大下において、従業員およびその家族、また地域住民や取引先などすべての関係者の安全と健康を確保し、事業活動を安全に継続することを目的にあらゆる対策を講じています。

新型コロナウイルス(COVID-19)危機管理対策チームの設置

新型インフルエンザ等感染症対策ガイドラインに基づき組織された本社、各事業部の危機管理対策チームを新型コロナウイルス(COVID-19)対応として再構成し、迅速な情報収集や対策の統括など危機管理対策チームが先導して対応しています。

「COVID-19ハンドブック」の作成

新型コロナウイルス(COVID-19)に対する最新の知見や事業所・工場内での感染予防対策、そして感染者や濃厚接触者が発生した場合の対応方法や出社の可否判断など、従業員の健康と安全を守り事業活動を安全に継続するために必要な知識や情報、HOYAグループのルールなどを記載したCOVID-19ハンドブックを作成しました。HOYAグループの全従業員に周知徹底できるよう21カ国語に翻訳して配布、eラーニングにより全従業員へ教育・啓発活動を行い2020年10月に受講率はほぼ100%となりました。また、ハンドブック掲載事項の適応・遵守状況の内部監査を行い、こちらもほぼ100%完了しています。

柔軟な働き方の推進

これまでHOYAグループでは2014年に「みん活プロジェクト」を発足させ、社員一人一人が仕事にやりがいを感じ、その能力を最大限に生かして活躍できる職場環境作りを目指してきました。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、在宅勤務や時差通勤の推進やフレックスタイムのコアタイム撤廃などより従業員の働き方の自由度を高め、感染予防と生産性の向上の両面において効果的であるような柔軟な働き方を推進しています。

また、各国で在宅勤務が推進される中、自宅やリモートでの作業を安全かつ効率的に行えるよう「IT在宅勤務ハンドブック」を作成し、HOYAグループ内で共有しています。

社会貢献活動

最前線で新型コロナウイルスと戦う医療従事者の方々を支援するため、メガネレンズ事業のHOYA Vision Care ATC (Advanced Technology Center) Ramsey (米国)は、サングラスなどのアイウェア製造・販売会社Oakleyと提携し、新型コロナウイルス患者のケアをする医師や看護師のためにフェイスシールド28,000枚を製造し寄付しました。
また、医療用内視鏡事業のPentax Medicalは気管支内視鏡や挿管用スコープなどの医療機器の寄付(43万USD相当)を行いました。

フェイスシールド製作

事業への影響

新型コロナウイルス感染拡大抑制のために各国で経済活動の制限が実施されたことにより、主にライフケア事業の販売面(顧客需要面)で影響を受けましたが、世界的なワクチン接種の広がりと経済活動の再開に伴い、販売面も回復傾向にあり事業の正常化が進んでいます。

販売面への影響

ライフケア事業
  • メガネレンズ:顧客である眼鏡販売店の臨時休業や外出制限などの影響を受け販売機会減少
  • コンタクトレンズ:専門小売店「アイシティ」の店舗臨時休業や時間短縮営業の実施による販売機会減少、外出機会の減少・在宅時間の増加でコンタクトレンズ装用頻度の減少による一時的な市場縮小
  • 医療用内視鏡:病院への販売活動の制限や、病院を取り巻く経営環境の変化による投資の抑制
  • 白内障用眼内レンズ:感染リスクを避けた白内障手術の延期等による手術件数の減少

ライフケア事業の売上収益は2020年度上期を中心に大きな影響を受けましたが、国・地域に差はあるものの各事業とも回復傾向にあります。

情報・通信事業

一方で、情報・通信事業の販売面への影響は比較的少なく、なかでも次世代半導体の研究開発が活発であるEUVマスクブランクスやデータセンターでのストレージ需要の拡大を背景にHDD基板が非常に好調でした。

生産面への影響

一部の事業所にて一時休業や稼働率の減少などがありましたが、ライフケア事業、情報・通信事業とも事業運営に大きな影響は出ていません。(2021年7月時点)ただし、今後の感染状況や各国政府の要請による事業所の閉鎖などにより、影響が出る可能性があり、注視を続けています。